ベトナム編の後半は、まだ国境越えが確立されていなかった1997年に、カンボジアから陸路で訪問した時の記録です。2005年現在、道路もバス便も整備され、この間の陸路移動はごく一般的となりました。「今は昔」の話としてご覧下さい。
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1997年正月、ベトナム国境モクバイルートの情報集めにキャピタルホテルに行って見ました。車をチャーターして国境まで行けるそうで、「明日なら人数が集まります」とのこと。翌朝6時にホテルに行って見ると、ベトナムを目指す6人が集まっていました。1997年1月7日、3人づつ2台のタクシーに分乗、国境モクバイを目指しました。 |
右手に見えている小屋で出国手続きを済ませ 向こうに見えているベトナム国境まで歩くことになります |
プノンペン市街を抜けるとすぐ田園風景が広がります。内戦の後遺症かカンボジアの道路は穴だらけ、この道を穴を避けて蛇行しながら猛スピードで飛ばすのですから対向車がくるとドキドキしてしまいます。1時間ほど走るとメコンの渡し。この先サイゴンまで食料の購入は難しくなりますので、水などはここで買っておいて下さい。
10時半、建物も何もない所で車から降ろされました。モクバイに着いたのです。このゲートがカンボジア側のボーダー。右手に見えている小屋で出国手続きを済ませ、200メートルほど先のベトナム側のボーダー(奥に見えていますね)まで歩くのです。 |