カンボジア側ではすぐ出国スタンプがもらえたのですが、ベトナム側は係員が一人しかいない上、まるでじらすかのように作業がゆっくり。中々順番が回ってこず皆がイライラしてきた時、後ろから人の肩越しにパスポートが差し出され(要は割り込みです)、その間には現金がちらりと見えました。
当然のようにそれを受け取る職員に抗議もしない人々、これには軽いカルチャーショックを受けてしまいました。空港では一瞥で済む荷物検査なのに下着ケースまで調べ、デジカメの試し撮りまでさせた係官。ムム、入り口がこれだとベトナムはかなり手ごわそう。 |
こちらがベトナム国境のゲート |
このボーダー、山脈や川で隔てられていないのに、ベトナム側に入ったとたん草木の様子まで違ってくるのは不思議です。カンボジア側ではトイレブラシを逆さにしたような木がほとんどでしたが、こちらは日本でも見かける普通の木です。それに竹やぶまであって日本の田舎の風景と良く似ています。
もう一つ違って見えたのはバイクに乗っている女性たちです。どの人もカラフルな長手袋を着用、排ガス対策にレースのマスクをしている人もいて、たなびくアオザイの裾とマッチしてとっても素敵。「皆さんおしゃれ!」 |
1997年1月現在のレートは、1ドル=11,000ドン。7年後に再訪した時には、1ドル=15,000ドンになっていました。 |