この日郵便局で面白い経験をしました。友人の帰国に際し荷物が多くなったので、一部を送ろうと持って行き、中身のチェックをしてもらってから、局内の空きスペースで梱包にかかりました。普段するように折り目をつけ角を出しながら包んでいくと・・・・、次第に周囲の視線が集まってくるではないですか。こちらでは買い物したものをきちんと包んでくれるのはごくまれ。高級店ではいざ知らず、一般店では袋に、市場では新聞紙に無造作に載せて手渡されるのが関の山ですから、きっと珍しかったのでしょう。 | ||
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その内「ホーッ!」と感嘆のため息まで聞こえてくると、こちらのサービス心にも火がつきました。2人で相談して、彼女は梱包を、私はその残り紙で折鶴を折ることに決め、大道芸人よろしく華麗なるパフォーマンスを披露。小包を出すまでの間に数点の鶴を折り上げ、観客にプレゼントしてきました。作品片手に大喜びのおじさんをカメラに収め、皆さんと「サヨナラ」。ポカポカした気持ちで帰路に着きました。「国際親善大使」の役目を果たしたようで、記憶に残る「良い1日」でしたよ。 |