海岸通りに出ると嫌でも目に付くのが「ホワイト・タワー」。1キロほどの海岸(ニキス通り)を海風に吹かれながらタワーに向かって歩くのは快適です。左手にはずらっとカフェが並び観光客でにぎわっています。ここのコーヒーは700ドラクマとタベルナ(食堂)の約1.5倍。日本円で300円と多少高いけれど雰囲気に負けてフンパツしてしまいました。 | ||
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実はこの塔トルコ時代には反乱兵の牢獄で、ここで大虐殺が行われたために「血の塔」と呼ばれていたという曰く因縁つきの代物。その後表面を白く塗り替えて「レッド・タワー」から「ホワイト・タワー」にと変身(日本の政党も名前を変えれば中身も変わる、かな?)したのです。周囲は松の巨木が印象的な公園で、テッサロニキには欠かせない風景の一つになっています。
塔内はビザンチン博物館。確か有料のはずでしたが、入り口で「フリー」と言われたのでそのまま中に。内部はこんな風になっていました。いくら表面を塗り変えたとはいえその歴史を思うとちょっと「ゾクッ」としてしまいます。 |