10月になってもまだ夏の陽射しの残っている、乾燥したアテネから飛んできた私には、どんよりとした霧のかかったようなこの街の空気がとてもありがたく思われました。 「皮膚が湿り気をもらって喜んでいる。」ようで、手袋が欲しいような苦手な寒ささえうれしく感じるのですから、人間の感覚っておもしろいですね。 |
ドナウの貴婦人「国会議事堂」 |
ドナウの川べりを歩いていましたら、堂々としてしかも優美な建物にひきつけられてしまいました。ガイドブックで確認しましたら、これが”ドナウの貴婦人”の別名があるハンガリーの国会議事堂。川面に映るその姿は幻想的で、いつまでも見飽きることはありませんでした。 |