ドクロレリーフ

 博物館からは平原の中の乾燥した道。土産物屋の間を抜けるとやっと遺跡の端「球戯場」に出ます。この球戯場、周囲に何もないためか広々として、あの儀式が行なわれていたなんて思えないほど牧歌的な感じを受けました。ここからは石柱を頂いたピラミッドがきれいに見えます。でもピラミッドに登る前に、覆いのしてある壁面のレリーフを忘れずに見ていって下さいね。
ピラミッドの側壁には、蛇に飲み込まれそうなドクロのモチーフ
ピラミッドの側壁には、蛇に飲み込まれそうなドクロのモチーフ
 7世紀頃、といわれるテオティワカンの滅亡後、メキシコ中央高原に台頭したのがトルテカ族(都はトゥーラ)。彼らは「戦闘的」で「軍事的」要素の強い集団で、「戦士の神殿」に「戦士の像」、生け贄の心臓を置いたという「チャック・モール」などはトルテカ文明の専売特許。その影響を受けた(侵略された?)チチェン・イツァには戦士像やチャック・モールなどトゥーラ同様の遺構が見られます。

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