2009年03月15日

2009年03月15日 : 株主優待券があることもあり、「レッドクリフ」、「慰めの報酬」、「チャンジリング」、「旭山動物園物語」と、最近は2週間に一度ほど映画を見に行っています。例年ならお得感のある各社の優待券ですが、今年に限っては違います。最近の株価ではだまされて高ーい品を買わされたみたいな、何だか損した気分になってしまいますよね、優待券もらっても。
旭山動物園物語
旭山動物園物語
 旭川の旭山動物園へは2回行っています。写真集や本も見ているし、TVで何度も取り上げられているので新しい発見はないかと思ってましたが、映画を見ると「フーンそうだったんだ」とその再建がいかに困難だったかわかりました。

 でも出演者(飼育員)が少ないのと、園長が退職して園を去るシーンでの、動物の遠吠えが気になりました。本物の飼育員を登場させて、彼らの展示解説も少し入れてくれたらより深くなったのに、と思いますけどいかがでしょう。


 昨日はニコールキッドマン主演の「AUSTRALIA-オーストラリア」を見に有楽町に行ったのですが、スカラ座の前はグレーのマントを着用した女性たちがずらりと並んでいて、何事かと驚きました。

 よく見たらここは東京宝塚劇場でもあり、彼女たちはお目当てのタカラジェンヌの到着を待っていたようです。それにしても壮観でした。男性は通りにくいでしょうね。

東京宝塚劇場の前に並ぶ女性たち
東京宝塚劇場の前に並ぶ女性たち
 この列の前を通ってチケット売り場に行ったのですが、まあ何と言うことでしょう、昨晩ネットで調べておいたのに開演時間を間違って記憶していたようです。既に映画は始まって30分もたっていて入館は不可。仕方なく2回目の席を予約しました。

 それまでの3時間をどこで時間を潰そうかと考えて、近くの出光美術館へ行くことにしました。特別展の「放菴と大観」(3月22日まで)を鑑賞して、皇居を見渡すロビーで一休み、映画館へと戻りました。 


 映画「オーストラリア」を要約すると『夫の住むオーストラリアにやってきた英国貴族のサラ(キッドマン)が、夫の死、混血のアボリジニ少年との出会いを通し、土地と財産を守るために1500頭の牛をダーウィンまで運ぶ』と言うものです。

 第二次世界大戦前夜を時代背景として、政府の隔離政策のため親から引き離され、「失われた世代」と呼ばれるアボリジニの子供たちの話、そして牛輸送のために止む無く手を組んだ野性的なカウボーイとの恋愛、を軸に話は展開していきます。

「オーストラリア」
「オーストラリア」
 雄大なオーストラリアの大自然、キッドマンの衣装、少年ナラ役のブランドン・ウォルターズの瞳はGood。でも、ストーリー自体は読めてしまい、途中で退屈してしまいました。と言うことで軍配は、グイグイと映画の世界に引き込んでくれた「チェンジリング」に上げたいと思います。

 ご存知のようにこれは、実話を映画化したクリント・イーストウッド監督作品です。映画も衝撃的でしたが、実際のゴードン・ノースコット事件はもっとショッキング。当時の新聞写真を見ると警察当局の横暴さと、他人を我が子として抱きしめなければならなかった、母親の戸惑いと哀しみが伝わってくるようです。最近のお勧め映画です。

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