2009年07月03日 : 昨年の9月、友人達と一緒に霧が峰の八島湿原を歩いて来ました。思ったより花が多くて、写真を撮りながらの散策を大いに楽しめたので、今年は夏の花が見たいと、再訪してみました。6月末の霧が峰高原はレンゲツツジの花盛り、この花が終わるとニッコウキスゲの季節になり、いよいよ夏の到来です。 | ||
レンゲツツジ花盛りの八島湿原 |
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標高1640mに位置する八島湿原は、日本の高層湿原の南限にあたり国の天然記念物に指定されています。約12000年かけて形成された湿原の中にもレンゲツツジが咲いていました。大輪のツツジは華やかで景色も引き立つのですが、湿原の中に咲いているのを見ると「湿原の高原化が進んでいるのかしら?」とちょっと心配になってしまいました。
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6月末の湿原を彩っていたのは、レンゲツツジ、ウマノアシガタ、スズラン、アヤメ、コバイケイソウ、アマドコロ、バイカウツギ、そしてニッコウキスゲなどの花々です。 | ||
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事前にビジターセンターでチェックした情報によると、この時期はシュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞けるそうです。生息数が多いという鎌が池まで歩くと、澄み切った声が湿原に響いていました。ビジターセンターあざみ館では録音が聞けますので、これ以外の時期に訪れる方はまずは立ち寄ってみてください。 | ||
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この日感激したのは、花粉を足につけたミツバチを撮れたことです。話には聞いていましたが、実際に見たのは初めてだったのです。ポケット状の袋でもあって、そこに花粉を詰めているのかと思ってましたが、帰宅してネットで調べてみると『集めた花粉を体内から分泌される酵素で固め持ち帰る』となっていました。 | ||
後ろ足に花粉団子をつけたミツバチ |
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この花粉団子(Bee Pollen)、花粉症にも効果があるようです。「毒をもって毒を制す」と言うことなのでしょうか。ミツバチの大量死の謎、花粉症の特効薬になるかもしれない花粉団子の話、など等。身近な昆虫の知られざる生態を、もっともっと知りたくなりました。 |