2009年08月20日

2009年08月20日 : お盆休みも終わり、やっと静かな日常が戻ってきました。これから11月までは、卒業研究に真剣に取り組まないといけません。予定通り、来年には卒業したいですからね。研究テーマはと申しますと、当初は「唐子・鍵遺跡出土の褐鉄鉱容器に入ったヒスイの勾玉」でした。昨年の夏、絵画土器を見に行った遺跡のミュージアムで、前述の遺物の形状の特異さと勾玉の美しさに魅了されてしまったからです。
唐子・鍵遺跡出土の「褐鉄鉱容器に入ったヒスイの勾玉」
唐子・鍵遺跡出土の「褐鉄鉱容器に入ったヒスイの勾玉」
 このヒスイの勾玉を対象にして調べ始めてみたのですが、ヒスイ製品は出土例が多く、又形状もバラエティに富むためとても私の手には負えないとギブアップ。視点を容器に換え、「埋納土器についての考察(仮)」といたしました。ところがこちらは出土例が少なく、今度は資料集めに苦労しております。中々すんなりとはいきませんね。


 で、昨日は上野の国立博物館に行って来ました。ネットで調べていましたら、「国立博物館の資料館は考古資料も豊富」と書いてあったからです。上野の博物館は久しぶりで、せっかくだからと見学もしてきました・・・。本館の展示は旧態依然として、ワクワクしながら次の展示室に入っていった、メキシコの人類学博物館見学時のような高揚感が沸いてきません。建物の制約があるから仕方がないかもしれませんが、もう一工夫欲しいな。
重要文化財になっている、上野の国立博物館本館
重要文化財になっている、上野の国立博物館本館
 資料館は法隆寺宝物館と平成館の間にあるのですが、博物館側からは入れず、一度正門を出て西門から入らなければなりません。平成館からだと1km近く歩くので、資料館だけなら鶯谷から直接西門に来たほうが良さそうです。

 西門の守衛所で記名し、荷物を玄関横のロッカーに収めて入館しました。入館料は要りません。それから1時間、やっと関連資料を見つけ出し、コピー依頼書を書いて受付に出しましたら「コピーの受付は4時までです」とつげない返事。仕方なく資料名と論文名だけノートして帰宅しました。残念でしたが、こちらではコピー1枚35円とちょっと高め。他の資料館は20円のところが多かったので、これ幸い(?)と、他でも当たってみることにしました。枚数が多いと、お昼代ぐらいの差額は出ますものね。

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