2010年02月12日 : 寒冷前線は明け方には通過の予報でしたが、先ほど雨が雪に変わってしまいました。3日前の小春日和は幻想だったのかと思ってしまうほど、寒い日が続いています。こんな時は暖かい部屋で小説でも読むのが一番ですね。
今年の大河ドラマ「竜馬伝」や「坂の上の雲」に刺激されてもう一度司馬作品が読みたくなり、最後の歴史小説といわれる「韃靼疾風録」を手にしました。鎖国直前の平戸藩、漂着した韃靼の公女を送り届ける命を受けた桂庄助の目から見た明から清へと移り変わる激動の中国大陸を描いた作品です。「どれだけ史実を反映しているのだろう?」と訝しく思いながらも、久しぶりの司馬節にグイグイと物語の中に引き込まれてしまいました。 |
瀋陽にある清朝2代皇帝ホンタイジの陵墓 |
「竜馬伝」と変わらないほど魅力的なのが、浅田次郎の大河小説を日中合同でドラマ化した「蒼穹の昴」です。紫禁城と見まごう壮麗なセットを用い、豪華で混沌とした時代をよくぞここまで表現してくれました。次回以降が楽しみです。
早速原作も読んでみました。TVの視覚情報も入るので2倍楽しめた気がして、今読むことをお薦めします。「蒼穹の昴」の続編と言われる「珍妃の井戸」も読了、今「中原の虹」が今手元にあります。清朝末期を舞台とした三部作と呼ばれているものですが、太祖ヌルハチや太宗ホンタイジなど清朝始祖の活躍を描いた「韃靼疾風録」を加え、清朝4部作として読むと面白いと思いますよ。 |
展示会「和布をまとう」のお誘いです。大島紬や木綿縞のコート、雨コートや羽織を利用したマント、帯地や着物地のショルダーバッグ、イヤリングや携帯ストラップなどの小物類等を出品しますので、お近くの方、是非足をお運び下さい。 |
お待たせしました、初展示会のご案内です |
ギャラリー静、案内図 |
会期:2月25日(木)から28日(日)11:00から18:00 (最終日は16:00まで) 会場:ギャラリー静(0422-34-0852) 住所:三鷹市井口1-21-66 交通:JR中央線武蔵境駅南口、約1.3km バス:境92又は境93「日本製鋼住宅前」下車すぐ |