生物の世界

風雨の強かった先週末、放送大学の千葉本部で行われた講演会「生物の世界」(講師:星 元紀)を聞きに行ってきました。「動物のかなで一番変わっているのはヒトなんですよ」で始まった講演で、印象に残ったのが「異種間化学交信」のお話と増え続ける人間のお話でした。

異種間化学交信の解説図
異種間化学交信の解説図

1)芋虫が葉を食べる

2)傷ついた植物は、芋虫の体に卵を産む昆虫を誘う、揮発性の誘引物質を空気中に放出する。

3)引き寄せられた昆虫は芋虫に卵を産み、芋虫はその植物は駆除される。

移動できない体でありながら、まるで意志があるかのように自分に降りかかった災難から身を守っている植物たち。話しかけたり音楽を聴かせたりすると成長が早まる話は聴いたことがありましたが、半信半疑でした。それがこの講義を聴いてスッキリ、人知を超えた神秘を見せてもらった気がしました。明日から庭の花々に「あなたきれいで良い子ね」と話しかけてみましょうか。

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