桜の季節、定番の花見場所は実家にも近い野川公園です。昨日、「明日は雨」との予報を聞いて慌てて自転車を走らせました。暖かい日とあって野川では水遊びをする親子連れで大賑わい。子供たちの歓声って、生命力にあふれていてこちらまで元気になってくるようです。最近園児たちの声を「騒音」とみなす人が増えているそうですが、「それはちょっと違うのではないか?」と最近聞いたニュースを思い出してしまいました。
野川公園には小さな草花を楽しめる自然観察園があります。何が見られるのか楽しみに歩いていると、前方に数人の方々が池の方にカメラを向けています。「何があるのだろう」と急いで行ってみると、レンズの先にいたのはこの鳥でした。お隣の方に名前を聞いてみると「アオサギですよ」とのこと。この写真だとサイズがわかりませんがかなり大きな鳥です。帰宅後ネットで調べましたら「全長90㎝前後」とありました。こんなに大きな鳥を手が届きそうな距離で見られるなんて感激ですね。
野川で良く見かける真っ白なサギと比べると「何だか薄汚れている」と思ってしまいましたが、それは背中の灰色の部分がそう感じさせていたのでした。アップにすると後頭部に伸びた青みを帯びたグレーの冠羽が美しく、ついついシャッターを押し続けてしまいました。結局この日一番印象に残ったのは、桜ではなくこのアオサギ君(冠羽が長いのは雄とのネット情報)との出会いでした。