八重山諸島を旅行中、西表島で入った寿司屋さんのメニューにあったのが「ハンダマの酢味噌和え」。ママさんに尋ねるとハンダマとは島野菜とのこと。初耳の野菜だったのでどんなものかと注文してみたら、出てきたのが色鮮やかなこちらの小鉢です。恐る恐る口に運んでみるとみるとこれが「いける!!」。軽いアクとヌメリがあり酢味噌と良く合います。お寿司も美味しかったけど、こちらは印象に残るお味でした。
後日、スーパーの野菜コーナーでハンダマを売っているのを見かけ、物は試しと買ってみました。葉表の緑と葉裏の紫のツートンカラーが美しい、こちらがハンダマで一把100円(写真はその半分)。料理法が判らなかったので、寿司屋で食べた酢味噌和えに挑戦。味噌だれを作ってから、本体の調理にかかります。
茎は堅そうだったので、葉だけをちぎり湯がいてみました。湯通し程度が良いのかしっかり熱を通すべきか判らないので、時間は適当。しんなりしたところで水に晒し5㎝ほどに切りそろえます。
切ったハンダマを小鉢に盛り、酢味噌をかけたら出来上がり。見かけはちょっと違うけど食べてみると「これこれ」、あの時のと同じ味がしました。難を言えばもう少し歯ごたえが欲しかったかな。次回は早めに引き上げてシャキシャキ感を出し、切り方ももう少し大きくしようと思いましたが、初回としては上出来です。
ネットで調べてみますとハンダマは「昔から薬草として用いられており・・・」とか「造血、止血、貧血にも効果あり」と紹介されています。体に良いうえ値段もそう高くはないとは優等生食材ですね。次は炒め物や汁物も試してみましょう。