友人から「横谷渓谷の後はどうしているの?」とメッセージが入りました。「ハーイ今沖縄にいます!」。今週初めに行った南部の名所ガンガラーの谷に引き続き、昨日は北部の今帰仁城跡を見学してきました。
沖縄の世界遺産は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として5つのグスク(城)を核に9つの遺跡群で構成されています。グスクとしてはお馴染みの首里城はじめ、勝連、中城、座喜味、そしてこちらの今帰仁(なきじん)城跡です。今回このお城に行ってみようと思ったのは、前日テレビで「今帰仁歴史文化センターで正子・R・サマーズさんの絵画展が開かれています」と報道されていたからです。
会場の略歴には『1932年、4歳で那覇の遊郭に売られ、1950年、「米公法717による結婚第一号」として渡米。1972年、生計を支えるため自ら描いた絵を売り始める。2016年、アリゾナ州ユマで永眠。享年88』とありました。そんな過酷な人生を突き抜け、展示されている作品は清々しくて力強く、どこか懐かしさを感じるものばかりでした。絵画展は明日10月1日までですが、第54回ギャラクシー賞優秀賞「Born Again ~ 画家正子・R・サマーズの人生」は以下のURLで、(最初多少の宣伝が入りますが)見ることができます。
ドキュメンタリー傑作選・Hope 暗闇のなかで〜画家 正子・R・サマーズ〜 0110 201707170205 – Dailymotion動画
最後は今帰仁城跡に咲いていた花2題。まずは最深部の主郭(本土のお城では本丸)の石垣に咲いていた黄色い曼殊沙華。赤い曼殊沙華は妖し気で、お墓に咲いていると不気味な感じもしてましたが、黄色だと明るくゴージャスに感じてしまうのは何故でしょう?
風に揺れる姿がなんとも愛らしいフウリンブッソウゲ。下に長く伸びた筒状の雄しべといい、花の形といい、「風鈴」とはピッタリの命名です。ハイビスカスの一種ですが、そこはかとなく漂う風情はこちらが上かな。沖縄の青い空に映えて、いつまでも見ていたい花でした。
立派な看板が設置されてる!昔と全然違う!風鈴。。。。はこの夏竹富島の牛車に揺られながら見ました!かわいいね!