沖縄転居から10日余り経ちました。曇天が続いていたこともあって外出はせず、荷物整理に精を出していましたが今日は久々の青空。相棒と一緒に野鳥観察に出かけました。
まずは車で40分の漫湖水鳥・湿地センターへ。入口で職員の方に「すぐ近くにカワセミがいますよ」と教えられ、最初のターゲットはカワセミです。観察場所で待つことしばし、一羽が飛んできて近くのマングローブにとまってくれました、ラッキー。
木道に移動したらしいとの情報でこちらも場所を変え、はいパチリ。「これが珍鳥?カワセミは東京にもいるでしょ。」と思った方、それは早とちりです。実は、珍鳥に出会ったのはこの後なんですから。カワセミに堪能したので戻ろうとしたその時、すれ違った方から「ナンヨウショウビンを撮りに来ました。珍鳥ですよ」と聞かされたので引き返し、その方の近くに陣取りました。
撮影に集中して初心者を迷惑がる御仁も多い中、東京から撮影に来たと言う野中さんは親切にもナンヨウショウビンの特徴や好みの止まり木まで教えてくれた。そして、「アッいましたよ」と望遠鏡まで覗かせてくれたのです。ブルーの背羽がキラキラと美しいこの鳥が、本島に初飛来したという珍鳥ナンヨウショウビンです。これが見られたのも野中さんのおかげ、ありがとうございます!
でも、これでは鳥の姿がはっきりわかりませんよね。距離があったので私のコンデジ、しかも手持ちではこれが限界。消化不良の方々のため、湿地センター内にあった案内を載せておきますね。
ご興味のある方、こちらを参考にネット検索してみてください。何も知らずに行ってこれが見られたなんてまさに奇跡、その珍鳥のほどがわかりますよ。さてさて、本日の珍鳥さんはこれだけではありません。次に向かったのは世界でも希少な鳥が飛来しているという三角池です。
三角池に着いてみると、目の前にその珍鳥クロツラヘラサギが群れていました。ヘラサギとの違いは「嘴から目にかけての部分が黒色を呈すること」で、世界でも生息数が少なく日本に飛来するのも稀なのだとか。
池の中央では2羽のクロツラヘラサギがお互いを嘴で毛づくろい(!)しあっています。嘴の色が違うのも気になりましたし、これってもしや「求愛行動?」。
最後に、モノトーンの体色が美しく三角池でひときわ目立っていた鳥をご紹介します。反り返った嘴と白黒のコントラスト羽毛が特徴のソリハシセイタカシギです。見かけたことがない鳥だなと後で調べたら、こちらも飛来が稀な旅鳥でした。カワセミで始まって、ナンヨウショウビン、クロツラヘラサギ、そしてソリハシセイタカシギと、珍しい鳥たちと出会えた充実した1日。沖縄生活、堪能しています!