ひめゆりの塔

 沖縄観光の前には「沖縄戦で亡くなった方々の冥福を祈らなければ」、と思っておりましたので、那覇空港でレンタカーを借りてまず向ったのは南部戦跡。糸満から南へ、数キロほど走るとそこは沖縄戦最後の激戦場地域。幹線路沿いにある”ひめゆりの塔”は、標識より先に土産物店の多さと、駐車場に車を呼び込む人の熱気で、すぐにそれとわかりました。有名な”塔”なのでもっと高いものをイメージしていましたが、ここにあったのは想像とは違っていました。
南風原(はえばる)第三外科壕の上に建つ、"ひめゆりの塔"
南風原(はえばる)第三外科壕の上に建つ、”ひめゆりの塔”
 鮮やかな献花がなければ通り過ぎてしまいそうな、亡くなられた方々(219名)の名に白百合をあしらっただけの、それは名前通りの清楚な慰霊碑でした。”塔”の前にパックリと口をあけたガマ(鍾乳洞)での悲劇的なドラマは、この奥に建てられた資料館で詳しく知ることができます。

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