ビジターセンターを出て長沼までの自然学習歩道に入ると、あちらこちらに湿原についての解説板が設けられています。案内所で言われたようにお花はほとんど見られなかったのですが、要所にある解説を読みながら歩くだけでも結構楽しめました。読むためには立ち止まり周囲を見渡しますから、知識の取得と湿原の観察ができて一石二鳥の効果がありますよね。中でも面白かったのは、”やちまなこ”の実験デッキです。 |
湿原の落とし穴:やちまなこ |
やちまなこ:『泥炭層の窪みに水がしみ出したまった物で、谷地(やち)の中の眼(まなこ)と言う意味です。地表に現われた水面よりずっと深くて大きく、横から見ると図のように巨大な壺のような形をし、まるで湿原の所々に開いた落とし穴のようです』。 |
観察デッキからやちまなこに計測棒を入れてみます どのくらいの深さだったかは、クリックしてみてね! |
観察デッキの横には長い計測棒が用意され、やちまなこの深さを測れるようになっています。表面は小さな水溜りなのに、深さは3m以上!これ、楽しくて何度も試してしまいました。学習歩道はこの先、パンケ沼まで続く延長3キロの遊歩道となりますが、時間がなかったので長沼からUターン。楽しい解説と野鳥のさえずりに囲まれて、まあまあ満足しましたが、やはり花の最盛期に、時間にゆとりを持って来たい場所ですね。 |