ニシン番屋の見学に時間をとられ、予定が大幅に遅れてしまいました。猛スピードで飛ばすトラックに追われる様に走り、午後3時過ぎようやく天塩の道の駅に到着しました。案内所で原生花園の様子を聞いてみると「今年は寒くて花期が2週間ほど遅れ、まだあまり花が咲いていないんですよ。今からなら幌延の方が歩く距離が短くて良いですよ」とのこと。サロベツのビジターセンターに行くつもりでしたが、幌延にもあったとは初耳。ここに寄らなければ素通りする所でした。「ラッキー!」 | |||||||||||||
28基もの風車が並ぶオトンルイ風力発電所 |
|||||||||||||
「28基並んだ風車を通り越したら、次の信号で右折して下さい」と言われたのですが、人はおろか民家も見当たらないような原野の道です。「もし風車を見落としたらどうしよう」、と心配しながら走って行ったのです・・・が、ありましたありました。ドンキホーテなら張り切って向かっていくであろう、大型の風車がずらりと並んでいます。
車を降りて脇まで行って見ましたが、端の風車は霞んでしまうほど遠くに見えます。パンフによると『南北3.1キロにわたって並ぶ28基の風車、1基あたり750キロワット、総出力は21,000キロワットを発電します』とか。確かに、この巨大さなら見落とすはずもありませんね。 |
|||||||||||||
右折して数キロも走ったでしょうか、左手に可愛らしい幌延ビジターセンターが見えてきました。最初の建物なので天気が多少悪くとも、見落とすことはなさそうです。建物の裏手は下サロベツと呼ばれる原野で、奥に木道が延びているのが見えています。でも、まずはセンターに入って予備知識を得ましょうね。 | |||||||||||||
幌延ビジターセンターの電照ディスプレイ 利尻富士とサロベツ原野パンケ沼付近の航空写真 |
|||||||||||||
館内には、「動植物のジオラマ」や「映像コーナー」、「湿原クイズ」など、原野への理解を深めるような展示が並んでいます。サロベツ原野は『サロベツ川の流域にあって、東西5~8km、南北27kmにわたって広がり、面積はおよそ20,000haあります』とありましたが、20,000haってどのくらいなのか皆目見当がつきません。でもこのパネルを見ると、「確かに広いらしい」。
|
|||||||||||||
|