スペース・トレーナー

 3階にはプラネタリウムと宇宙発見ゾーンで、宇宙を連想させるような無彩色な空間。ここの売り物の一つが「Space Trainer」。丁度修学旅行の女子高生が、悲鳴を挙げながら回転しているところでした。三半規管が弱いのか、子供の頃から揺れる物は苦手ですがこれに乗らないで帰ったら「後で後悔しそう」だったので乗ることにしました。

 バッグも時計も外してヘルメットを被り、手・足・肩・胴とベルトで固定される度に不安がつのる。「目を閉じていると気分が悪くなりますから、目は開けていてくださいね。では、30秒間動かします」。

恐怖のスペース・トレーナー
恐怖のスペース・トレーナー
 動き出した途端に不安は的中。放り出されるかと思うと引き戻され、逆さ吊りされたまま回転し・・・・、人生最初で最後にしたいその動きに30秒が何と長く感じられたことでしょう!

 手かせ・足かせを外されてもまだ、「それでも地球は回っている」状態。「大丈夫ですか」と声をかけられましたが、介抱されるのもシャクなので、平気なふりしてその場を離れました。

 1階の野外テラスまでやっとのことで辿り着きましたが、ガマンもここまで。気分が良くなるまで、昼寝を装って隅のベンチで横になってしまいました。おかげで有田見学が急ぎ足。乗っても乗らなくとも後悔してしまう、罪なトレーナーでありました。

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