橋を渡ってしばらく歩くと美しい壁画が残るチャウットーヂー・パゴダに出ます。バガンのアーナンダー寺院を模したと言うこの建物、人の顔にライオンの胴体を持った不思議な生き物が四隅を守っていました。オン・ミンさんに聞くと「王様がライオンから生まれたと言う伝承があります」、と言う答えが返ってきました。背中までは確認しませんでしたが、これで羽根が生えていたらスフィンクスですね。 |
美しい壁画が残るチャウットーヂー・パゴダ |
中に入ると、「日本語を勉強中」というお坊さんが近寄ってきました。お寺の老僧から習っていて、「今度昇級試験があるので練習がしたい」のだとか。ですから「案内をしてくれる」と言うより、こちらが発音や言い回しを直してあげる始末。せっかくの壁画です。ゆっくり鑑賞したいので、「また後で」にしてもらいました。 |
変わった星座が見える天井画 |
建物は東西南北に出入り口があり、壁画はその各入り口から内陣への通路部分の壁と天井に描かれています。当時の都の様子や、仏教モチーフ、天体図など、ジャンルも様々で見ていて飽きないし、彩色もしっかり残ってきれいです。しかも入場料も取られないなんて、これは「見なきゃ損!」でしょう。アマラプラに来た方、橋の往復で終わらせずここまで足を延ばして下さいね。 |