ティーローミンロー寺院

 次に進路上に現れたのは、高さが45mあるという巨大な建物、ティーローミンロー寺院です。重量感がありながら、小塔の配置や外壁の装飾などにきめ細かさがあり、力強い美しさを感じました。特に四方に配された門から見ると、そのレンンガ色が青空に映えてきれいでしたよ。
高さ45mのティーローミンロー寺院(1211−1234年)
高さ45mのティーローミンロー寺院(1211−1234年)
 絵葉書で見て、2階からの眺めを楽しみにしていたのですが、どの階段も「足元危険のため」閉鎖。ここに限らず、今回私が訪れた有名な寺院の総てが、2階への昇降が禁止されていました。

 これが修復時の一時的措置なのか否かは不明ですが、寺院の2階に登れないとすると、バガンを上から眺められる場所は、シュエサンドー・パゴダミンガラーゼディ・パゴダの2ヶ所のみ。両者とも、寺院群から少し離れているので、絵葉書のように「巨大寺院を真横から眺める」迫力は望めません。建物を守るためでしょうが、ちょっと残念な事でした。

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