駐車場でバスを降り遺跡のゲートをくぐると、目の前に岩山が迫ってきます。そこに食い込むように建てられているのが、エジプトで最も優美な建造物と言われるハトシェプスト女王葬祭殿。 |
エジプトで最も優美な建造物 : ハトシェプスト女王葬祭殿 |
当然神殿の柱や壁には彼女の功績が描かれていたのですが・・・、彼女の死後跡継ぎ息子のトトメス三世はそれらを総て削り取ってしまったとか。カルナック神殿を建てたラムセス2世はその轍を踏まぬよう、深く深く自分の名を柱に刻ませたんですね。
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神殿までは、日差しを遮るものなど何もない広い砂地を突っ切って行きます。「ここで襲われたら逃げ場がない」と、数年前にあの惨劇(日本人を含む観光客がテロリストに襲撃された事件)が起こった時思いました。この素晴らしい遺跡がテロリストの標的になり、一時期立ち入れなくなったなんてやりきれないですね。皆様のご冥福をお祈りいたします。 |