”キューバの京都”、”町全体が博物館”と言われるトリニダーに行きたいと、バスターミナルに調べに行きました。トリニダーと書いた紙を窓口で見せると、「明日 5:45発、6時間、21ドル」とメモが返ってきました。これでは帰りがいつになるか覚束ない、6日の滞在予定の半分が過ぎた今となってはこの方法は無理なよう。で、1泊2日のツァーでトリニダーを目指すことにしました。
参加者はスイスから研修に来ている女医さんの卵ソフィー、チリ人の留学生と看護婦さん、という医療関係の若い女性達。羨ましい(?)でしょう。私たちを乗せたワゴンは、海底トンネルを抜け東へと向かうハイウェイに出ました。 |
キューバの京都、”トリニダー” |
この先あちらこちらで(特に道の合流地点)、大きな荷物を持ち車を待つ人々の姿が目に付きます。「交通事情が悪いので、皆ヒッチハイクをして移動している」とガイド氏。これでは外国人が個人で旅行するのも大変なはずです。
昼過ぎ、歴史の中にまどろんでいるようなトリニダーの町に到着。この街の建物、どれにも低い出窓がいくつも並んでいます。「これは?」と聞くと、答えは「おばあちゃんの場所」。 これどんな所かわかりますか? 写真建物の出窓がそれ。揺り椅子を置くと、座った老人と道行く人々の視線が同じ高さ。ここで日がな一日、道行く人々とのおしゃべり(噂話かな?)を楽しんだんですって。日本の”縁側”にあたるのでしょうが、老人の居場所があるなんて良いですね。 |