昨日、青森から下北半島へ向かい「陸奥横浜」を通った時、「菜の花ソフトにシュークリーム」、「菜の花せんべい・まんじゅう・羊羹・蜂蜜・きのこ」の看板が気になりました。その名につられ、思わず寄ってしまったドライブインで、『ジャガイモの連作障害回避のため植えつけた菜の花が、ただ今作付け面積日本一』で、春には観光客を呼ぶほどの名物になった、と知り「納得」。こここで下北半島の地図をいただき、恐山温泉のことなど聞いていましたら最後に、「帰りには六ヶ所の原発PRセンターにお寄りなさい」。そうか、この地域には原発があったんですね。
と言うことで本日は、六ヶ所村に行ってみることにしました。横浜から六ヶ所への道を曲がると、一面の牧草地。でも道の脇には、風景にそぐわない太い電線がどこまでも続いています。標識などは見当たりませんが、「ウン、これを辿れば行き着けそうだ」。 |
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宇宙に伸びる若葉をイメージした : 六ヶ所原燃PRセンター |
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「六ヶ所原燃PRセンター」は宇宙に伸びる若葉をイメージしたと言う、ユニークな緑の建物。入り口からエレベーターで直行する展望室からは、再処理工場など牧草地帯に点在する施設が遠望できます。2階の紹介コーナーはまるで、デコレーション・ケーキの上に砂糖とシロップをかけたよう。色調もポップで、対象年齢が低めに設定されているように感じました。
そこは少々違和感を覚えましたが、その下の体験プラント(原子燃料サイクル施設内部を大型模型を使って紹介)は臨場感があって見ごたえがありました。周辺に飲食店はないのですが、駐車場を隔てた別館に軽食もとれる喫茶室がありましたので、腹ごしらえは大丈夫。ゆっくり見学して下さい。 |
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受け付けには、様々な小冊子・パンフレットが置いてあります。その中に、「着物は究極の省エネ衣類」というエッセーがありました。それには、『布を無駄なく使う直線裁ち、洗い張りして何度も縫い直し、最後には雑巾やオシメとして使いまわす、物を大切に扱う精神文化』などが小気味良い文章でつづられていました。直線縫い専門(それしか出来ない?)の私は、「そうそう、その通り」と相づちを打ちながら、先人達の生活の知恵を興味深く読ませてもらいました。呉服屋さん言いなりの高価な和服ではなく、個性的に着こなせる自前の「着物」が、もっと街に出てくるといいですね。「日本文化バンザイ!」です。
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