瀋陽3日目、今日は市街地の北にある「昭陵」、通称「北陵」に行くことにしました。ここは清朝2代ホンタイジとその皇后の陵墓で、周辺は瀋陽市でも一番広いと言う北陵公園になっています。ゲートをくぐってしばらく歩くと、右手に大きな池が見えボートも浮かんでいます。広場では鳥や動物の形をした凧をあげる人も何人かいましたが、皆さん良い年をした(中高年の)大人でした。 |
清朝2代、ホンタイジと皇后孝端文の陵墓 |
公園の中をずんずん歩いていくと、やっと前方に門が見えてきました。昭陵の場合はここから先、城壁の中(方城)に入るのに別料金が取られます。トンネル状の城門をくぐると、基本設計は福陵と同じでも、数段と大きく立派な建物群が現れました。
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福陵と違い草の宝頂ではありません クリックすると福陵の宝頂の画像に変わります |
違いは建物の大きさだけでは終わらず、龍の頭の形をした雨どいの下にも石造の水受けがもうけられ、方城の上の歩道も格段に広く、つまり壁が厚く、なっています。その上、正面に見える宝頂も草饅頭ではなく、白い石で覆われているではないですか。開祖から2代目、2代目から3代目へと、清の国力が増していったことを思わせる2つの陵墓でした。 |