ケツァルコアトルから月のピラミッドへ、一直線に伸びる”死者の大通り”。途中太陽のピラミッドに登ったりして、ここまで歩いてきました。博物館には黒曜石・ヒスイなどの加工品や陶器が並べられ、遠くユカタン半島地域とも交易を行い、富を貯え勢力を拡大していった様子がうかがわれます。この古代都市は、軍事力ではなく工業力を背景にして繁栄した、平和な国家なのかもしれません。 |
月のピラミッドから”死者の大通り”方面を見る 左手太陽のピラミッド、正面2キロ先にケツァルコアトルの神殿 |
ケツァルコアトル(羽毛のある蛇)の神殿から月のピラミッドまで約2キロ、早足でも30分はかかるでしょうか。ピラミッド頂上からの眺めは雄大かつ模型通りで、山々に囲まれているというその環境が良く分かりました。この広大な遺跡、両ピラミッドの登り降りに博物館を含めますとかなり歩くことになります。途中で挫折しないよう足ごしらえ、腹ごしらえ、飲料水の準備をお忘れなく。 |