槍ヶ岳に源を発し、北アルプスの花崗岩地帯をV字に侵食しながら大町へと流れ込む清流高瀬川。数年前から山博の友人達に同行を頼んでいた、この上流にあるという天然記念物”湯俣噴湯丘”への山行。1997年やっとその願いが叶いました。徒渉の必要があるというので水量の少ない9月初旬に決行とのこと。
大町から車で30分も走ると、高瀬川渓谷に面した魅力的な山の出湯「葛温泉」に出ます。さらに上流の高瀬ダムから(本来車はここまで)川沿いの登山道を歩くこと3時間、対岸に”湯俣噴湯丘”が姿を現します。 |
天然記念物”湯俣噴湯丘” |
噴湯丘はお湯の出口に炭酸カルシウムなどが堆積して丘状になったもので、ここのは3メートル以上はありそうでした。10年ぶりという友人の一人は着くなり「ワアー、大きくなってる!」と歓声。当たり前のことですが、お湯が出ている間は成長を続ける、のですね。 |