駅から15分ほどでバスは知本温泉橋を渡ります。ここから森林遊楽区のある終点まで、龍泉路に沿って大小様々なホテルが点在していました。今夜の泊まりはバスの終点近く、ネットで調べておいた龍泉山荘です。 |
知本温泉の最奥にある「龍泉山荘」 |
歴史:20世紀初頭に原住民が発見、日治時代(*2)に開発され公共浴場が建てられた。 泉質:炭酸水素ナトリウム泉、アルカリ性炭酸泉、重曹泉。 泉温:源泉は100度以上 その他:高温のため、煮蛋区(調理用の湯船)あり。 |
ロビーでTVを見ていたご婦人(以後ママさんと書きます)に声をかけると、「アナタ一人で来たの。エライね」と片言の日本語が返ってきました。台湾の高齢者は日本語が話せる方多いと言う事を思い出しました。中国語は難しいので、日本語で会話できるのは助かります。 |
部屋は明るい角部屋 |
一泊1000元とのことで通された部屋は川に面した角部屋で2面に窓があって明るいです。部屋は広々としているし、きれいに畳まれたお布団が何とも愛らしく、まるで「ようこそいっらしゃいました」と挨拶されているようで嬉しくなりました。 |
部屋のお風呂 |
内風呂も広めでレトロなタイル貼り、内部の傾斜が寝湯にはもってこいです。蛇口をひねればもちろん無色透明で高温の温泉が出てきます。透明で高温のお湯が一番とした、当時の日本人が絶賛したお湯であることが実感できました。
今回の台湾旅行で合計8ヶ所の温泉に入りましたが、「どこのお湯が良かった?」かと聞かれたら1番目が關子嶺、そして2番目がこの「知本温泉!」です。 |
見晴らしの良いベランダには何故かブランコが |
荷物を置いてベランダに出てみました。眼下に知本渓谷を見下ろす眺めは「最高!」だったのですが、風通しも又良くて寒さに震えてしまいました。それにしましても、ベランダに中途半端な長さのブランコがあるのは不思議です。これに乗って漕いだら、渓谷に落下しそうで怖すぎません?
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(*2)日冶時代:日本統治時代。1895年から第二次世界大戦終結後の1945年まで、日本は台湾を統治下に置いた。 |