まずは、ホテルの部屋の窓から見えていたお城に行ってみることにしました。お城の建っている丘を目指して歩いて行きますと、教会の尖塔が大きく迫ってきました。
旧市街を取り囲んでいる城壁、その一翼として街を守る役目も果たしていたこの教会は、すっかり城壁に溶け込んでいるように見えました。ただ、この城壁すれすれに新しい道路が走り、その向こうには近代的な橋が見えるのがちょっと残念な気がしました。 |
城壁と一体化している、聖マルチン教会 |
ここの見学は丁度、お昼のミサの時でした。最後に神父さんが「隣の人と握手なさい」とでも言ったのでしょうか、お隣さんがスッと手を伸ばし握手。これだけでスロヴァキアの人に親しみを感じてしまいました。
考えてみたら旅行中、その国の人と(お金のやり取りなしに)握手することなんて、そうはないですものね。なんとなく暖かい気持ちにさせてくれた、神父さんの粋なお説教に「感謝!」です。 このように隣国の人達と触れ合えれば、戦争や民族紛争なんて起こらないでしょうに、人間て愚かですよね。 |