關子嶺大旅社 「天梯」横には『2010年庚寅仲冬立』とある真新しい石碑がありました。碑文にはまた『「關子嶺」は最初「高仔嶺」だったが、「高」と「關」の読みが似ていたため「關子嶺」と書かれるようになった』と記されていました。 「天梯」横の石碑に刻まれていた碑文 歴史:1898年日本陸軍が発見。泉質:弱アルカリ性炭酸水素ナトリウム泉。泉温:75~80度。特徴:台湾唯一の泥湯。PH8.2。その他:台湾四大名湯の一つ。 「天梯」の脇に佇む「關子嶺大旅社」 玄関前で掃除をしていた女性に空室をたずねると「ありますよ」とのこと。案内されて玄関を抜けるとすぐ錦鯉が泳ぐ池がある中庭に出ました。斜面を利用した滝もあって、「これで灯篭が配されていたらまるで日本庭園」と思いながら池に架かる橋を渡るとそこが宿泊棟になっていました。 こちらが本日のお部屋で1泊1000元でした 部屋は泉源(*5)公園を見下ろす角部屋で1泊1000元。ベッドは硬くて布団もそう上等ではありませんでしたが、宿自体に日本の湯治場の雰囲気があるためか何となく落ち着きます。 タイル張りの浴槽 段差のある浴室のタイルも歴史を感じさせてくれGoodです。本当に泥のお湯が出てくるのか浴槽の蛇口をひねってみたら、「出た!」。1000元でこんな贅沢させてもらえるなんて最高です。 部屋前テラスからの眺め(クリックすると夜景に変わります) ベランダも兼ねている外廊下からは温泉の源頭が見下ろせます。写真で窪地の底のように見えている部分です。夕暮れ時ベランダに立って下界を眺めていると、まるで箱根山中にいるような気分になってきました。温泉の効果だけでなく、この環境にも癒されました。 (*5)泉源:温泉の湧き出す場所。そこから湧くお湯が源泉。