階段を降りると3つの個人風呂があります |
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宿泊棟の階段を下りると大小3つの個室風呂が並んでいます。手前の2つはやや小さめで、奥の一つが一回り大きく家族風呂と言った感じです。鍵がかかっていなかったら、どれでも自由に入浴できます。個室風呂ですから水着は要りません。毎回水着の乾燥に苦労していましたのでこれはありがたかったです。
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個室のドアを開けるとすでに湯船は少しタール臭(揮発油臭?)のある灰色のお湯で満たされていました。瑞穂温泉のようにその都度入れ替えるわけではないようです。やや熱めのお湯に入って足元を探ると、泥と言うよりやわらかい粘土の様な鉱泥の塊が取れました。 | ||
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過去の泥湯入浴経験は阿蘇山麓のすずめの湯、別府の鉄輪温泉、霧島温泉のさくらの湯、秋田県の後生掛温泉、北海道ニセコ温泉雪秩父などがありますが、こんな風にまとまって掬える鉱泥はなかったように思います。
別府の鉄輪温泉では「力を入れてこすらないように」と注意されたのに守らず、後でヒリヒリとした覚えがありますが關子嶺の泥はそんなことはないようです。きっと粒子が細かいのでしょう。 |
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宿から徒歩5分ほどの場所にある 關子嶺温泉の泉源(*5) |
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お湯から出てもいつまでも体がポカポカと温かく、休んでいる間にも有効成分が皮膚から体内に染み込んで来てくれているような気がしました。散策も楽しい周囲の風景・佇まいも含め、「又来たい」と思わせてくれる今回の旅行中No1の温泉でした。
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(*5)泉源:温泉の湧き出す場所。そこから湧くお湯が源泉。 |