韓定食

 クドゥレ桟橋から10分もかかるず町の中心に戻れました。徒歩で散策できる広さの町って良いですね。日没には少し間があったので、案内所で聞いていた共同浴場に寄っていくことにしました。入り口で5,000ウォン払って、タオルを受け取り中へ。

 洗い場といくつかの浴槽が設置された浴室は銭湯と余り変わりありませんが、皆さんが堂々としていること(前を隠したりしないこと)、垢すり用のベッドがずらりと並ぶ様はやはり韓国。もちろん試してきましたよ、本場の垢すり(13,000ウォン:約1,500円)を。

扶余の銭湯、グリーンピア
扶余の銭湯、グリーンピア
 この時の垢すりさんはとても優しかった。浴室内にはシャンプーの備えがなく、垢すり後の洗い場で「さあどうしよう」かと思案していると、それを遠くから見ていた彼女が急に近づいてきて、営業用のシャンプーを無言で頭に振りかけてくれました。先ほどの垢すりで日本人と言うことはばれていますから、オタオタ振りを見かねたのでしょう。それにしてもこの好意はうれしかった。心身ともにポカポカです。


 さて、昨晩は用心してパンで済ませたし、今日の昼は時間を惜しんでコンビニのおにぎりだけ。流石にお腹も空いたので、ガイドブックに紹介されていた定食屋さんに入りました。

 定食を頼むと出てくるは出てくるは、すぐにテーブルは小皿で一杯になってしまいました。数種類のキムチの他にも、韓国海苔・茹で豚・春雨の和え物・アミの塩辛・野菜の天ぷら・プロッコリーなどの副菜は、見ているだけでも幸せになってきます。

初めての食事は、ケソンシッタンの韓定食(8,000ウォン)
ビールは別で3,000ウォン
初めての食事は、ケソンシッタンの韓定食(8,000ウォン)
ビールは別で3,000ウォン
 はい、全品揃いました。豆腐のチゲにモヤシのスープと雑穀ご飯がついて、これで8,000ウォン(約1,000円)なんですからうれしくなります。特に気に入ったのは野菜の天ぷらと和え物で、ありがたかったのはブロッコリー。では、いただきまーす。

 旅行中色々なお店に入りましたが、味といい数といい、このお店の副菜がナンバーワンでした。お奨めです。

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