埋文センターには、登り窯(自然の斜面を利用した窯)で埴輪を焼く様子も展示されています。周辺の古墳などから出土する埴輪、そのほとんどを焼成した窯場の跡が今も残っていると知り、早速行ってみました。それが、埋蔵文化財センターから2キロほど北、こんもりとした高台の上にある”馬渡(まわたり)埴輪製作遺跡”です。 |
斜面に並ぶ登り窯の跡 : 馬渡遺跡 |
ここからは、窯跡・工房跡・住居跡だけでなく、粘土の採掘坑なども発掘され、一貫した作業の様子がわかる日本最初の遺構となりました。現在遺構は”馬渡はにわ公園”として整備され、斜面を利用した”登り窯”の跡は、このような植え込みによって示されています。 |