緩やかな坂道になったイポント通りをさらに登って行くと、城砦のような堅固な門を持つ「騎士の館」の前に出ます。14世紀に建造された騎士団長の砦(とりで)兼住まいだったもので、内部を見学することもできます。度々の戦災で破壊された建物を、第一次大戦後イタリア人によって修復されのだとか。
十字軍の残した建物は殺伐としていることが多いのですが、こちらはその修復のおかげで、内部は宮殿のように美しく整えられています。後述のラオコーンなど、美術工芸品も所々に飾られていますので、どうかお見逃し無く。 |
騎士団長の宮殿「騎士の館」 |
シーズンとあって、軽装の観光客で溢れた街はまるで遊園地かテーマ・パーク。戦いの最前線歴史を今に伝えるのは、「車止め」などに使われている丸い石、石の砲弾(考古学博物館の中庭にも山積みされていました!)位でした。 |