「昔は交通手段がなくてここまで来られなかった」けれど、今は道路が整備されて「私達でもお参りができるのが有難い」と、娘さんたちと来ていた上品な身なりの老婦人が語ってくれました。通って来たばかりの道のりの険しさを思えば、かつては体力のある一部の人しか見られなかった風景なんだと納得できます。 |
人々の信仰を集めるゴールデンロック |
歴史的背景が知りたくて、縁起がないかと案内所に行ってみましたが無いとのこと。ここで金箔を買ったピタさんと、まっすぐ”ゴールデン・ロック”に向かいます。右側には橋があり岩まで近づくことができますが、しゃくなことにそれは男性だけなのです。 祈りを捧げて岩に金箔を貼り、又祈るを繰り返したピタさんは、終わるとさっぱりした顔で私達のところに戻ってきました。 |
金箔を貼る男性達、手前がピタさん |
ご覧の通り下の部分は浮いていて、人が押したら今にも転げ落ちそうです。『釈迦の頭髪を納めた小さなパゴダ』でバランスを取っているそうですが、それにしても頂上部分や反対側にはどうやって金箔を貼ったのでしょう。見れば見るほど不思議な”ゴールデン・ロック”でした。 |