「屋根のない博物館」とも呼ばれている慶州。町を歩くとあちこちでミニ若草山のような古墳に対面します。商店街のビルを過ぎると一つ、路地を曲がると一つ、といった具合にです。町の中に古墳が点在しているというより古墳の隙間に道を通し家やビルを建てた、といったほうが当たっているかもしれません。 そう緑の繭玉のような古墳群の中に、慶州の町があるのです。 |
「屋根のない博物館」慶州(Kyongju)の古墳公園 |
というわけで慶州観光はまず町の一角にある古墳公園からスタートです。 町の中心から歩いても数分のこの公園、期待に胸膨らませて入り口に着いた途端ガッカリしてしまいました。「何故?」って。広い駐車場には観光バスが並び、今着いたばかりのバスからは小学生や中学生の団体がゾロゾロと園内へ入っていくんですもの! |
修学旅行生で賑わう天馬塚 |
しかも金の冠や装飾品の出土で一躍有名になった「天馬塚」の前で集合写真です。子供達のかしましさは何処の国も同じ、これでは写真も見学もままなりません。紅葉時期だったこともあるのか、慶州ではどこに行っても修学旅行と思しき幼稚園から高校生までの団体に悩まされ続けてしまいました。シーズン中の京都や奈良のようなものでしょうか。 |