鉄の歴史村

「吉田村は、たたら製鉄の中心地であり、鉄と共に栄えてきた。

その鉄の風土と歴史、そして文化の遺産を
正しく保存し公開することが 私たちの使命であり

ここに「鉄の歴史村」を宣言する。 昭和61年3月16日 』

江戸時代のたたら操業風景
江戸時代のたたら操業風景
宣言の背景: 『原料の砂鉄・燃料の山林資源に恵まれた、吉田村を含む奥出雲地域は、古来より「たたら吹き」で鉄を産してきた。15世紀以降、炉の進歩と送風装置の開発などにより、「企業たたら」として良質の鉄を生産、最盛期には全国生産量の80%を占めた。

 明治から大正に入ると徐々に洋鉄に押され、1923年には菅谷高殿が閉山。主産業を失った吉田村は過疎への道をたどる事となる。状況打開を図る住民討議の結果、菅谷高殿など多くの鉄の文化遺産を活かし、正しく後世に伝えようと、村全体を”鉄の博物館”にする構想が採択され、”鉄の歴史村”の宣言となった』。

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