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| 1991年、"ベルリンの壁"崩壊直前に入ったプラハの夜。開いている店もなく街の明かりは消え、タイムマシンで突然中世に放り込まれたようでした。でも、旧市街の街並みとカレル橋上での人々との触れ合いは、別世界を彷徨う心細さと高揚感を充分満足させてくれました。あの感動をもう一度味わいたくて、1996年に再訪してみましたら…、街はすっかり様変わり。これも自然の流れなのでしょうが、ちょっと残念な気もします。 | ヨーロッパのほぼ中央に位置しているチェコ (クリックすると白地図と地勢図が切り替わります)
| DVD欄で紹介した「存在の耐えられない軽さ」は、フランスに亡命したチェコ作家のベストセラーの映画化。そのジャケットから最初「もしやポルノ?」と疑問でしたが(小説を読んでいないので)、中盤ロシア軍の軍事介入あたりからその人間ドラマにグイグイ引き込まれていきます。あの時代、チェコに生きた人々の心の揺れと存在感の軽重を、鮮やかに切り取った秀作です。 |
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