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| 上陸者の第一関門は、村までのこの急な階段です。素晴らしい景色を楽しみがてら、息を整えゆっくり登りましょう。登り詰めたところが村の入り口になっていて、かなりの人数の村人たちがならんでいます。ここで入村料(約200円)を払い宿泊したい旨を伝えますと、先頭にいた女性がすっと私の前に立ちました。ははーん、ここでは村民全員に順番で民宿させるシステムをとっているようですね。宿泊費は約100円でした。
| 案内された彼女の家は、中庭を挟んで3つの背の低い家が並んでいました。どれもが泥で塗り固められ、「三匹の子豚、ブー・フー・ウー」の泥の家のように見えます。1つは家族用、1つはかまどがあって台所、もう1つが塗り壁も真新しい客用で、今晩の私の宿だそうです。これは2mX8mほどの細長い建物で、厳しい気候に耐えるためか窓はありません。入り口の反対側に土を固めて少し高くしているのがベッドで、ゴザが敷いてあるだけです。これでは、「寝袋が必要」とガイドブックに書いてあったのも無理はありません。
明かりがなく暗いので「ロウソクは?」と尋ねると、「店にある」と手を出されました。お金を渡すとすぐに買ってきてくれましたが、「残しておけば彼らが使えるだろう」と思うと燃やすのがもったいなくて・・・、その日は早めに寝てしまいました。 |
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