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| 列車が停車駅に止まると、駅で待ち構えていた物売りのおばさん達が群がって来て、車両の上部にある開閉式の狭い窓(大きな方の窓は新幹線のように嵌め込み式でした)から、セーターや帽子など彼女たちの商品を車内に投げ込むのです。乗客はそれを手にし、又は着てみて気に入らなければ投げ返す。するとすぐ別の品物が投げ入れられる。この時のコントロールとタイミングが絶妙なのです。「お見事!」と言いたいぐらいにね。 | 高山列車からの風景
| 欲しい品物が手元にきたら窓越しに値段の交渉をし、成立したらお金を窓から渡す。短期決戦のこのゲームが、窓ごとに繰り広げられるのですから車内は壮観。ここでは何も買いませんでしたが、人の買い物を見ているだけでも楽しめました。
出発が遅れたため、「治安があまり良くない」プーノに着いたのは真夜中。駅は停電でもしているかのように薄暗いし、得体のしれない人達がうろついているしで、この時は本当に「怖いな」と思ってしまいました。なるべく他の旅行者達と離れないように注意して宿捜しをしましたが、今思い出しても背筋が「ゾクゾク」してきます。こんなことなら少々高くついてもホテルの予約を入れ、「駅までの迎えを頼んでおけば良かった」と反省しました。 |
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