アテネ滞在記/1996〜7 ペロポネソス半島 中央ギリシア マケドニア地方 エーゲ海の島々 |
| ファッション・ストリート、エルムー通りからアクロポリスの丘を目指して、教会の先の道を左へ曲がると、ローマ時代の広場に建つ「風の塔」が見えてきます。本名は「アンドロニコス キリストスの時計」で、時計を兼ねた風見塔だったのだとか(観光局でもらった案内による)。水時計とも書いてあるますが、一体どんな仕組みで、どのように人に時刻を知らせたのでしょう。 仕組みは判りませんが、八角形という形とその上部にある風の神の浮き彫りがユニークで、最初に見たときからお気に入りの場所の一つになりました。 | アンドロニコス・キリストスの時計 : 別名"風の塔"
| その浮き彫りですが北風は老人、南風は若者の神様のように(多少欠けていますのではっきりわかりませんが)見えます。中国から日本に伝わった五行説では、東は青龍、南は朱雀、西は白虎、北は玄武で、東は青年を、北の玄武は確か老年を表していたと記憶しています。この時東風の浮き彫りは確認しませんでしたが、多分若者でしょう。洋の東西は異なっても、方位に関しては似た感覚を持っていたと思うと興味深いですね。 | 南面の浮き彫りを見上げる
| 近寄って見上げると風が吹き、頭上から妙なる音色が聞こえてくるような気がします。古代と現代の狭間に、どちらにも所属せず漂っているような、時空を超えた感覚を味あわせてくれる、とても不思議な空間でした。 |
|
|
|
|
このページについての紹介やリンクの設定は事前の承諾なしに自由に行なえます。紹介やリンク以外での文章や画像の商用利用につきましては、別途ご相談ください。
Copyright © 1996-2011. All rights reserved by Yoshiko OKONOGI
|
|
これは便利!!! ネット通販一括検索
amazon.co.jpのお得なDVD
楽天のおすすめ
私も使ってます
|