トップ日本アジア中近東ヨーロッパアフリカ中南米
北海道東北関東北陸中部近畿中国四国九州沖縄
7、ケラ出し: まだ炎を上げている炉を一気に壊し、底にできた鉄の塊"ケラ(金偏に母)"を引き出す。一代(ひとよ)で出来る"ケラ"は2〜3トン。これを大銅場で小割にし、炭素量の違いで七段階に分けた。
炉の底にできた鉄の塊"ケラ"(金偏に母と書きます)
炉の底にできた鉄の塊"ケラ"(金偏に母と書きます)
  • 玉鋼(たまはがね:全体の15%)
  • 目白(めじろ)
  • 砂味(じゃみ)
  • 造粉(つくりこ:玉鋼の粉)
  • ケラ銑(けらずく)
  • 歩ケラ(ぶけら:砂味より質が落ちる)
  • ケラ細(けらこま:歩ケラの小さな塊)


8、玉鋼(たまはがね) : 最も品質の良い部分(炭素量1.85%未満の鉄の塊)を指し、主に日本刀の材料となる。炭素量の多いものは大鍛冶で脱炭(だったん)して鍛えられ(錬鉄)、日用刃物などになった。
金銀より貴重だった玉鋼(たまはがね)
金銀より貴重だった玉鋼(たまはがね)
 玉鋼はたたら製鉄で出来る鉄を指す、日本古来の呼称かと思っていましたが、この言葉はとても新しい呼び名なんだそうです。その辺のところは、リンク集でもご紹介しました黒鉄会さんの"たたらネット"に詳しく紹介されています。もっと鉄を深く知りたくなった方は、どうぞ飛んでみて下さい。
日本刀関連参考書籍

2005年1月10日よりのアクセス・カウント
合計 合計カウンタ 本日 本日カウンタ 昨日 昨日カウンタ
(アクセス・カウンタはdoCNT+を利用させていただいています)

 このページについての紹介やリンクの設定は事前の承諾なしに自由に行なえます。紹介やリンク以外での文章や画像の商用利用につきましては、別途ご相談ください。

Copyright © 1996-2011. All rights reserved by Yoshiko OKONOGI

Valid XHTML 1.0 Transitional

これは便利!!!
ネット通販一括検索
amazon.co.jpのお得なDVD

楽天のおすすめ
私も使ってます