越のヒスイ 能登半島 |
| 門前町のホテル、ビュー・サンセットが風変わりで面白かったので、「設計者が同じ」と言うガラス美術館にも寄って」みました。能登島大橋を渡ってからは標識通りに、すれ違いもできない狭い道を走って美術館にたどり着きましたが、先には大橋に向かう立派な道が延びています。受付嬢の「新道は出来たのですが、標識の付け替えがまだなんです」のコメントに「エッ、それはないでしょう」と心の中で叫んでしまいました。 | 向かって左手、飛行機のエンジンのような建物はミュージアム・ショップとカフェ
| まあ、風光明媚な海岸線にこの建物です。気を取り直して入館、建物とガラスの織り成す妙なるシンフォニーをしばし堪能してきました。あいにくの曇天でしたが、メイン展示室は自然光を取り入れる趣向になっていましたから、太陽光があればもっと楽しめることでしょう。
| ちょっと一言: 野外に点在するガラスのオブジェの写真を撮りながら、建物と眼下に広がる海を一枚におさめようと正面玄関まで登っていくと、車寄せには生協の車が止まっています。数分後、再度行ってみると今度は工事車両です! 「だいぶ時間かかりますか?」と一輪車で石を運んでいた人に尋ねると、不信気に「ああ」。
ある美術館では、館員が業者に「車は裏口につけて下さい」ときちんと指示していました。美術館は作品を見せてれば良い、と思っているとしたら大きな間違い。展示品と共に「夢」や「知識」、「非日常の空気」などを「売って」いるサービス業です。人はそれら総合的な「何か」に対して、遠くから訪れお金も出すのではないでしょうか。
上記の道路標識共々、「お客さんが見えてない」と感じてしまいました。環境・入れ物・中身が良いだけに、この姿勢(考え方)は残念。再考をお願いしたいものです。 |
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