1992年 1996年 |
| 旅も後半、遺跡巡りにも疲れたので温泉があるというブルサに寄りました。今まで安ホテル泊りで倹約してきましたが、ここでは「休養をとるため」町で一番大きいケントホテル(1泊25ドル)に部屋をとりました。まず博物館に行きましたが昼休み。しかたなくドアの前に座り折鶴作りをしていると、小学生と思しき女の子達がやってきてしきりに話かけてくるのです。
お互い全く言葉が通じないのですが、「私の家にきて」というゼスチャーは理解できました。「OK!」。 家に行くと、お母さん、大学に勤めているお父さん、隣に住んでいるお父さんの妹、そして近所の人達まで集まってきて大騒ぎ。歓迎してくれているのは判るものの、なにせ一言も通じない。ここで通訳(?)役になってくれたのが、中学二年生のギルダ(写真右端の背の高い子)です。ジス・イズ・ア・ペン程度の英語力ですが、辞書を片手に必死で仲を取り持ってくれました。 |
私の宝物 : 古都ブルサにて
| そのうち彼女は、私を泊めて良いかと両親に頼み始めた様子。そしてニッコリ、どうやら「OK」されたようです。「ホテルに部屋をとってあるから」と言っても「それはもったいない。家に泊りなさい」とお母さん。「今日は無理」と伝えたら今度はお父さんが、「では明日の昼、ホテルに迎えに行きましょう」。
翌日、彼らは本当にホテルに迎えにきてくれました。その時途中の公園で、ポラロイド写真屋さんに撮ってもらったのがこの写真。ブルサでの思い出がギッシリと詰まった、たった一枚しかない私の「宝物」です。私の荷物を背負って誇らしげなギルダの笑顔、素敵でしょう。 |
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