1992年 1996年 |
| イスタンブール行きが取れていたら、中央アナトリア地方の奇岩カッパドキアに行くはずでしたが、イズミール空港着になってしまったので、エーゲ海沿いに南下する計画に変更。でも、街まで出ないとセルチュク(エフェス遺跡のある町)方面のバス便はないといわれ、2時間後に出るという列車に乗ることにしました。
空港待合室から連絡橋で結ばれた駅は閑散としています。数時間に1本しか、ここを発着する列車はないのですから無理もありません。その上「トルコの鉄道は遅れがち」とどのガイドブックにも出ていました。まあ気長に待つことにしましょう。 | トルコ国営鉄道 「TCDO」
| ですから、わずか数十分の遅れでこの列車がホームに入ってきた時には感激しました。1時間以内に着く予定のセルチュクまで1時間半かかっても、広々とした大地を悠然と走るこのおおらかさには代え難い。鉄道ファンの気持ちがわかる気がしました。
| すっかり暗くなっていたセルチュクの駅には、ペンションの客ひきが待ち構えています。今夜は人の良さそうなジェム君のペンションに泊まることにしました。ディスカゥント料金で、550,000リラ(約660円)でした。 |
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