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| 「八達嶺」は北京から北西に70キロ、ロープウェイも設置され最も早く観光用に整備された万里の長城。「明の十三陵」とセットになったツァーバスが大小の旅行社から出され、天安門広場では客引きも多かった、正真正銘の観光地です。一人だったら西安のように国営ツァーに参加したでしょうが、今回は友達と一緒。「人数で割ればそう高くない」と、リッチにも車を1日貸し切っての長城見学とあいなりました。 | 万里の長城「八達嶺」
| 市内から高速に入るまでは順調でしたが、途中で工事渋滞に巻き込まれてしまいました。日本だったら「合流は1台づつ」が無言のルールのようになっていますが、ここは中国。人の良い運転手さんは割り込みもできず、山麓まで2時間もかかってしまいました。でも、乱暴な運転されるよりずっと良いですけどね。
ロープウェイを降りると眼前に、「一度は見たかった」景色が広がっていて大感激。右に左に長城が延びていて、どちらにいこうか目移りしましたが、「最初に高いほうへ」行くことにしました。
| ここの石段は本当に急で、どの観光客も滑らないよう真剣な表情で歩いています。それでもこの雄大な眺めと遊園地の遊具のような急斜面のためか、ついつい顔もほころびがち。お互い写真を撮り合ったりして、国籍や言葉の壁を越え和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。 | 八達嶺長城の最高峰「好漢坡」 この石碑の前には無料では立てません
| 登る途中で、A4ほどのファイルをヒラヒラと振りながら、楽しそうな顔で降りてくる人があちらにもこちらにも、かなりいることに気づきました。「あれは何だろう?」と気にしながら登って行くと、上のほうにテントが見えてきました。「好漢坡」の砦の前に石碑があるのですが、それを囲うように張っていた写真屋さんのテントでした。 | こちらが料金表 登頂記念証明書形式が30元、A4サイズだと60元
| 近づいてみると店の前には記念写真の料金表。なるほど、皆さんが持っていたのはこれだったんですね。一度は通り過ぎたのですが「せっかくここまで来たのだから」と、思い切って撮ってもらうことにしました。お金を払うとベルトコンベア式に碑の前に連れていかれて「はいここに立って」、パチリ。「はい、ここに名前を書いて」、サラサラ。そしてできたばかりの写真を右上に貼り付け、朱印を押しビニールを熱転写してもらって「はい出来上がり!」。この旅一番の記念品、「登長城記念」証明書が20元で入手できました。 |
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