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 絶滅が心配され、ワシントン条約でも取引が禁止されているシベリアタイガー(アムールトラ)。オスは成長すると体長2.8m、体重300kgにもなると言う大型獣です。その貴重な動物を「大量に飼育している施設があるから見に行きましょう」、と知人の知人が連れて行ってくれました。それがこの東北虎(シベリアタイガー)園。
東北虎園入り口
東北虎園は入り口もタイガー
 入り口の案内板には『広さ144ヘクタールの園内では約500頭の東北虎と、白ライオンなどの珍獣が飼育されている。』と書かれていましたが、500頭とは半端じゃないですね。見学は、太い金網が張られた専用のバスに乗って。ゲートも巨大な虎になっていて、バスが近づくと扉が開きます。さあ虎の王国に出発です。

 広い園内は、成虎区、育成虎区、幼虎区、虎王区、など10の区域に分けられていて、それらをゆっくり巡って行きます。虎がたむろしている場所ではバスを止め、運転手がえさ箱から肉片を取り出して虎を呼ぶ。満腹なのか横目でチラッと見るだけの虎や、近寄ってきても肉には食いつかず金網越しにおしっこをひっかける虎もいて、車内は歓声と悲鳴が交錯していました。
虎にエサを与える観光客
虎にエサを与える(釣る?)観光客
園内では生餌(ニワトリ)も売っているのです!
 最後に鶏を一羽取り出した時には「ドキッツ!」。でもくわえるやいなや、遠くの木陰に持っていってしまい残酷シーンは見なくてすみました。「ホッ!」。

 やがてバスを降ろされ、徒歩で珍獣などを見て歩く歩行区に入ります。すると途中に、「エッ、生きた鶏売っている!」。値段は確認しませんでしたが、見学者自ら虎に生餌を与えることができるのです。日本のサファリでも同じなのでしょうか、それとも「さすが中国」かな。
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