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 12時半に木浦に到着。半島南部に来たせいか、ミゾレも雨も降っていないのでホッとしました。心なしか今までで一番暖かいような気がします。まずは案内所で地図をもらって、沈船博物館までの行き方をチェック。バスの本数が少ないと言うことで、ここもタクシーを利用しました。
木浦にある国立海洋遺物展示館
木浦にある国立海洋遺物展示館
 国立の海洋遺物展示館は、陶磁展示館や自然史博物館などが建ち並ぶ一角にありました。タクシーを降りると「オオ寒い!」。海辺に面しているためか町中より、風が強くて冷たいようです。

 とここまで書いて、「さて何と言う海だろう?」とガイドブックで場所を確認してみましたら、アララ違いました。木浦は半島の西南部に位置していて黄海に面していましたが、展示館は少し内陸に入っていて、案内所でもらった地図によると栄山湖のほとり、正しくは湖が黄海に注ぐその河口付近に建っていました。

 入館料600ウォンを払うと受付で、表紙に「外国人案内」とある46ページもの立派な小冊子を手渡されました。ここには英語・日本語・中国語で、展示館の紹介・歩み、そして展示品の説明などが書かれていました。ここではオーディオサービスがないため、外国人観光客はこの本を片手に展示室を見て回ることになります。ではその小冊子から、展示館の歩みを紹介しておきましょう。
中国から日本に向っていた、新安沈没船の展示はここから
中国から日本に向っていた、新安沈没船の展示はここから
1975年:ある漁師が新安の海底で中国の青磁を発見
1976−1984年:貿易船と貿易品の引き上げ
1981年:保存処理場を設立、保存処理を始める
1994年:国立海洋遺物展示館として開館
2002年:新安沈没船の復元完了

 『展示は常設展示と野外展示、そして特別展示で構成されています。野外展示場には各地方で使われていた様々な形態の船や、伝統漁の漁船、大型の碇などが並べられています。』
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