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 寅と申の年、6年に一度の天下の奇祭「御柱祭」。1998年(寅年)5月2日、ログハウスの水道修理に来てもらった水道屋さんともこの話に終始。「明日見に行こうと思っています」と言うと「このお祭りは見るだけではつまらないですよ。町内のハッピを貸しますから皆と一緒に御柱を曳きなさい」。

 水抜きが不十分だったらしく水道管が破裂していたのはショックでしたが、これはラッキー。「あなたは転んでもただでは起きないんだから」とは祭りの参加を電話報告した友人の弁です。
上社参道の入り口付近にある諏訪市博物館
上社参道の入り口付近にある諏訪市博物館
 御柱祭にあわせてか、博物館では丁度「世界の御柱展」を開催していました。昨日ハッピを着て"上社一之御柱"を曳いている時「柱を立てることにどんな意味が込められているのだろう?」と疑問でしたので早速出かけてみました。

 『太陽も月も東の柱から昇り西の柱をつたって沈むと考えていた古代人は、柱を立て時間の更新、安定的な秩序と豊穣、そして子孫繁栄を祈願した』と説明文にはありました。これを読むと太陽の再生のために生け贄の心臓を捧げ続けた古代メキシコの人々をつい連想してしまいます。思いは同じでも方法は、民族と文化が違うとかなり異なるものですね。

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