トップ日本アジア中近東ヨーロッパアフリカ中南米
カンボジア
カンボジア
中国
中国
インドネシア
インドネシア
韓国
韓国
ラオス
ラオス
ミャンマー
ミャンマー
シンガポール
シンガポール
台湾
台湾
タイ
タイ
ベトナム
ベトナム
ハルピン
瀋陽
北京
エベレスト・ロード
ラサ
成都
西安
洛陽
上海
 展示品の中で一番気になったのが、この玉製の「如意(にょい)」。『大きさを自由自在に変えられる架空の棒で孫悟空の持ち物:如意棒』を連想してしまいましたが、展示品の形状はイメージとかなり異なっています。
如意
美しい玉でできた如意
 「これを贈ることはその人の後ろ盾となることを意味しました」と説明を受け、何となく(質問もせず)聞き流してしまったのですが、帰国してから、「贈った方と贈られた方、どちらがどちらの後援者になると言ってたのだろう」と大いに悩んでしまいました。

 広辞苑で「如意」をひくと『物事が思い通りになること。説法・法会に導師が所持する法具。孫の手の変形。』などとありますが、後ろ盾の事は記されてありません。判らないとなると一層気になって気になって、図書館で故宮の図録を借りたり、丁度開催されていた「北京故宮博物院展」を見に行ったりしましたが、疑問は解消されません。やっとそれらしき記述を見つけたのは、中公新書の「西太后」と言う本の中でした。
珍宝館の如意
北京故宮の珍宝館にあった如意
金細工に色とりどりの宝石がゴージャス(クリックで拡大画像に)
 光緒帝の皇后選びの項に、『選ばれた女性に宝玉をちりばめた豪華な如意(笏のように手に持って威儀を整える道具)を与えることになっている。』とあったので、「アッツ、このことかもしれない。」と思ったのです。だったら館員の説明の通り、「後ろ盾になってあげる証として」如意を贈ったのですね、きっと。

 瀋陽の博物館には如意の展示は玉製の一点だけでしたが、北京故宮の珍宝館には何点かの展示がありました。どれもが宝玉をちりばめた豪華な工芸品です。ご参考までに。

旅行関連書籍・DVD
2005年1月10日よりのアクセス・カウント
合計 合計カウンタ 本日 本日カウンタ 昨日 昨日カウンタ
(アクセス・カウンタはdoCNT+を利用させていただいています)

 このページについての紹介やリンクの設定は事前の承諾なしに自由に行なえます。紹介やリンク以外での文章や画像の商用利用につきましては、別途ご相談ください。

Copyright © 1996-2011. All rights reserved by Yoshiko OKONOGI

Valid XHTML 1.0 Transitional

これは便利!!!
ネット通販一括検索
amazon.co.jpのお得なDVD

楽天のおすすめ
私も使ってます